まだ11月に入って間もないのに、銀座の街はクリスマスの雰囲気たっぷりです。まずは有楽町マリオン(正確には銀座ではなく有楽町ですが、銀座への玄関口だといえます)。今年で3回目となる同センタービルでのイルミネーションは11月2日にいち早く点灯式が行われました。吹き抜けの8本の柱に天使のオブジェが設置されています。30分毎にベルでクリスマス音楽を奏でて、その曲に連動する形でイルミネーションが点滅。光と音のハーモニーが楽しめます。電球数は約36,000球。イルミネーションの点灯時間は11時〜24時。
次に、晴海通り沿いを歩いて「日本で一番地価の高い交差点」である銀座4丁目交差点へ。その一角を占める銀座三越の壁面ディスプレイは、視認性が高く迫力満点です。普段は広告幕が掲載されている場所に大きな電飾のツリーを掲出しています。色とりどりのイルミネーションが点滅する高さ10メートル以上の巨大ツリーは、華やかさとロマンチックな雰囲気を演出しています。定番のツリーがこの交差点にはよく似合うと思います。
1976年以来、今年で30本目となる「ミキモト ジャンボクリスマスツリー」。銀座中央通りにシャッターを押す群衆が見つかるので場所はすぐに分かるでしょう。高さ約10メートル、樹齢約40~50年のもみの木を群馬県から根付きのまま大型トレーラーで運んで設置。この時期の銀座の風物詩としてすっかり定着しています。今年は30本目を記念し、これまでのツリーの映像を見ることもできます。なお、このツリーは、12月25日までディスプレイされた後、東京近郊の公共施設へ寄贈されるそうです。 点灯時間は10時から22時まで。
ミキモトの斜め向い側を見ると、松屋銀座のカラフルな壁が見えるでしょう。ルイ・ヴィトンとのコラボで実現した「スペシャルクリスマスデコレーション」。壁面をトランクに見立てて2003年に発売されたポップアート第一人者である村上隆氏が手がけた「モノグラム・マルチカラー」を再現しています。30分ごとにイルミネーションカラーが複雑に変化し銀座中央通りを明るく照らしています。点灯時間は日没30分前~24時まで。