Appleが新しいXserveを発表しています(プレスリリース)。
新しいXserveは、最大2基のクアッドコア3.0GHzで動作するIntelの最先端の45ナノメートル製造プロセスによるクアッドコア Xeon5400シリーズプロセッサ(Harpertown)を搭載して8コアパフォーマンスを実現するほか、新しいサーバアーキテクチャ、より高速なフロントサイドバスとメモリ、最大3TBの内蔵ストレージ、そして2基のPCI Express 2.0拡張スロットを備え、さらなる高性能と柔軟性を実現しています。また、Mac OS X Server Leopardの無制限クライアントライセンスが含まれています。
「最新のIntelプロセッサと無制限のクライアントアクセスライセンスにより、Xserveは30万円台での非常に競争力の高いサーバパフォーマンスを提供します。Xserveのパワー、ストレージそしてLeopard Serverとの組み合わせは、Macクライアントおよびプラットフォーム混在環境のワークグループへのサービスの提供に理想的です」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
Xserveの標準構成(359,800円)
- 12MBの二次キャッシュおよび1,600 Mhzのフロントサイドバスを搭載した1基の64ビット2.8 GHzクアッドコアXeonプロセッサ
- 2GBの800 MHz DDR2 ECC FB-DIMM(32GBまで拡張可能)
- 1基の80GB SATA Apple Drive Module
- 2基のオンボードGigabit Ethernet
- 内蔵グラフィックカード
- 2基のFireWire®800ポートおよび3基のUSB 2.0ポート
- Mac OS X Serverバージョン10.5 Leopardの無制限クライアントライセンス
Appleのオンラインストアで発売が開始されており、出荷予定日: 1-2 営業日 となっています。
新しいXserveには、23インチのApple Cinema Displayが利用できるグラフィックカードが標準構成されているほか、前面に1基のUSB 2.0ポートを備えています。システム管理者はアップルのサーバモニタソフトウェアを用いてリモートでXserveのオンオフができるほか、ネットワークのどこからでもサーバソフトウェアを管理することができます。
Xserveの3つのハードディスクドライブベイのいずれにも73GBまたは300GBのSASドライブ、あるいは80GBまたは1TBのSATAドライブを装着することができ、高速性能と大容量を組み合わせで様々なサーバアプリケーションに対応することができます。アップルは256MBのキャッシュおよび最大72時間のキャッシュデータの保護を実現するキャッシュバックアップバッテリを搭載したハードウェアRAIDカードオプションも用意しており、ハードウェアRAIDレベル0、1および5を提供します。Xserve RAIDカードはRAID 5において最大251MB/sのパフォーマンスを実現するため、サーバへの高負担が想定される場合でも、貴重なPCI Express拡張スロットを使う必要がなくなります。
新しいXserveは45ナノメートル製造プロセスによるIntel Coreマイクロアーキテクチャテクノロジーにより高いエネルギー効率を実現しています。
プロセッサの消費電力は最大で80W、アイドル時には4Wまで下がります。消費電力は米国エネルギー省のEnergy Star推奨値よりも優れ、アップルの熱管理技術により、幅広い環境で電力消費を抑えながらシステムを効率的に冷却します。
全てのXserveにはMac OS X Serverバージョン10.5 Leopardの無制限クライアントライセンス版がプリインストールされ、真の64ビットサポート、使いやすい管理ツールそしてMac®、LinuxおよびWindowsクライアントへのサービスを提供します。Leopard ServerはUNIXに完全準拠しており、ポッドキャストをiTunes®またはウェブに自動的に発行するための理想的な機能であるPodcast Producer、複数の人が数回のクリックだけで共有ウェブサイトを作成、更新できるWiki Server、そして世界初の商用CalDAV標準ベースのカレンダーサーバなど、250以上の新機能の追加によりアップルの定評ある使い勝手をさらに向上させています。