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「Air」の開封ばかりがニュースになる昨今、こっちの方がニュースになる?

「ニュースとはその時々において、人びとにとっての新鮮さを表す言葉である」


「MacBook Air」が世界各国で出荷開始となり、ウェブ上では開封の様子の写真や動画が何万と公開される中、もう見飽きてしまって退屈にさえ感じる人も多いのではないでしょうか。

もし20年前の「Apple IIc」(アップル ツーシー) が、新品の状態で間違ってお宅に届いたらどうですか?テレビコマーシャルやニュースサイトで見飽きた「Air」より新鮮に感じるかもしれませんよね。でも、そんなことが起こる訳もないですけど。小説じゃないですから・・。
しかしながら、かつてどこかの詩人が「事実は小説より奇なり」とかいう有名な言葉を残しました。
1988年5月5日に出荷され未開封の状態の「Apple IIc」が、ニューヨーク在住のDan Budiac氏の手によって、2008年1月31日に開封されたのです。出荷日から7,000日以上の時を経て。

同氏はeBayのオークションでこの貴重なマシンを入手したそうです。

オークションサイトでは多くのビンテージMacが出回ってるけど、コイツは特別だぜ!なぜかって、かつて一度も開封されたことが無いんだぜ!開封すべきか、それとも財産として取っておくべきか迷ったけど、カネのために買ったんじゃないんだよ。私が初めて買った機種が「Apple IIc」だったから、ただ押し入れに入れて取っておくなんてことはできなかったよ 🙂

[ Image Courtesy of Dan Budiac ]



参考までに、当時の貴重なテレビコマーシャルをどうぞ!