DIGITIMESでは、サムスン電子が、Appleからの大量注文に対応するために、7月からNAND型フラッシュメモリの供給を減少させるようだと伝えています。
サムスン電子の顧客筋からの情報として、同社は、主にAppleのスマートフォン「iPhone 3G」向けとなるNAND型フラッシュメモリ(8ギガビット)5,000万個の受注をしており、この注文に対応するためにApple以外の顧客向けに供給を減らすと通達したとのこと。
これに加えて4月、5月に同社は、供給過多を避けるために生産調整をして製造量を減少させていたため、その影響もあるようです。NAND型フラッシュメモリ市場におけるApple効果はまだそれほど見られていないという指摘もありますが、Appleは6月にNAND型フラッシュメモリ(8ギガビット)2,500万個の注文をサムスン電子にしており、その多くは「iPhone」向けだということです。
業界では、Appleの生産拡大は、NAND型フラッシュメモリの価格を上昇させるとも指摘されています。