ITmediaでは、Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング「iPod」担当者であるショーン・エリス氏のインタビュー記事を掲載しています。
今回のインタビューでは、「iTunes 8」をフィーチャしており、同氏によると、「iTunes 8」は、iTunes史上最高のリリースであり、「グループビュー」と「Genius(ジーニアス)」という2つの重要な特徴が備わっていると指摘しています。
特に注目されている「Genius」についてエリス氏は、
ジーニアスは、ただ同じアーティストの曲を集めているわけでもなければ、ただ似たような傾向の曲を集めているわけでもありません。同じメタデータが付いている曲でもありません。
ジーニアスは続けて聞くのにピッタリな曲を集め、連続して聞いたときに心地よい音楽的な流れを作り出しているのだ、ということです
と言及し、レコメンデーション(推薦)の基準に関しては、
「iTunes 8」は、現段階でも、それなりに優れたレコメンデーションをしてくれます。「iTunes Store」では、常に膨大な数の数の楽曲を販売しています。その販売データから、曲同士の相関関係を導き出すことができるのです。ただし、今後、iTunes 8でジーニアス機能をONにする人が増えれば増えるほど、このレコメンデーションはより的を射たものになっていきます。
と述べています。
この「Genius」では、すべてのメタデータは無視されており、地域ごとのレコメンデーションではなくグローバルで機能しているとのことです。