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Acid3テストにSafariのWebkitが初めて完全にパス

WebkitがAcid3テストをパス

AppleInsiderは、WebkitチームのエンジニアMaciej Stachowiak氏がブログ上で、Safariに搭載されているブラウザエンジン「Webkit」が、滑らかなアニメーション・レンダリングテスト要件を含むAcid3テストに初めて完全にパスしたと発表したと伝えています。

Acid3」とは、WebブラウザのレンダリングエンジンがWeb標準規格をどのくらい達成しているか検証するオンラインテストで、おもにDOMやJavaScriptなどのダイナミックコンテンツの仕様に欠陥がないか明らかにするというもの。100点満点で評価が出されます。
3月には、SafariのWebkitとOperaのPrestoがまったく同じ日に、ブラウザの開発者向けビルド版で、Acid3 Testを100%クリアした発表しました。これは、100%という数値に加えて、デフォルトのセッティングでピクセル単位の完全な正確性とスムーズなアニメーションが要求されるテストになります。

今回クリアできたのは、スピードアップしたJavaScript、DOMおよびレンダリングの成果であり、ビルド版以外のシッピングビルドで達成できたのは今回が初めて。
ちなみに最新のSafari 3.1.2は75点、Firefox 3.0.2は71点、Opera 9.52は84点、Internet Explorer 7は14点などとなっており、社内向けビルドでは、Safari 4.0(デベロッパ向けプレビュー版)が100点、Firefox Geckoエンジンが87点、Operaの最新ビルドが99点、最近発表されたGoogleのChromeベータ版が79点、Internet Explorer 8 Beta 2が21点。
モバイル版では、iPhone2.1の製品版Safariが74点、NetFront Browserは11点、Opera Mobileは2点、Opera Miniは79点などとなっています。