興味深いiPodモデルチェンジ時期の売り場状況
Appleが新しい第4世代「iPod nano（アイポッドナノ）」を発表したのは米時間9月9日。
デザインが縦長ディスプレイに変更され、鮮やかな９色を用意、さらにGeniusテクノロジーや加速度センサーが搭載されるなどして、一層洗練されたイメージになりました。
リサイクル効率の高いアルミニウムとガラスを曲面に仕上げた今回のデザインは、これまでで最も薄い筐体（6.2m/m）で、重量はわずか36.8g。
ヨドバシカメラでは、8GBモデルの価格が17,800円、16GBモデルは23,800円となっており、それぞれ5%ポイントが還元されます。この価格やポイント還元率は多くの家電量販店でほぼ同じ傾向のようです。
Appleのオンラインストアでも同じ価格ですが、ポイント還元はありません。しかし、Appleでは、レーザー刻印サービス（iPodの裏面へのオリジナルメッセージ刻印サービス）を無料で提供しているのが見逃せないポイントのひとつ。贈り物などには喜ばれるでしょう。
次回入荷無しの「iPod nano 4GB」は苦戦？
Appleから正式に発表されていない最新第4世代iPod nanoの4GBモデルが、一部家電量販店で発売開始となったのは9月19日。
それから約10日が経過しましたが、多くの家電量販店では4GBモデルの発売が、在庫切れになることなく引き続き行われているようです。
実際、4GBの価格14,800円にわずか3,000円プラスするだけで、メモリ容量が倍の8GBモデルが入手できるということもあるので、諸事情で一部マーケットに出回ったこの4GBモデルは少し苦戦しているのではないかと推測されます。
しかし、最新のBCNランキングでは、携帯オーディオプレーヤー部門のトップ20にこの4GBモデルのうちの6色が入っています。小売店でのプッシュや今後新たに生産されることのないレア感、また8GBモデルの意中のカラーが在庫切れで店頭に無かった顧客による購入もあったと考えられます。
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