Apple株価が大幅下落、S.ジョブズCEOは1日で130億円、この1ヶ月に420億円を失う
9月29日(米国現地時間)のニューヨーク株式市場は金融システム危機が深刻化していることを受け急落し、ダウ平均の1日の下落幅は過去最大となる777.68ドル(6.98%)安の1万0365.45ドルとなりました。政府によるAIG救済で落ち着きを取り戻すと思われましたが、ダウ採用30銘柄はすべて下落するなど大荒れ。この日1日のダウの下落率は1987年10月以降で最大になります。
ハイテク株中心のNASDAQ市場におけるApple株も売られる展開となり、先週末の終値から17.92%(-22.98ドル)も値を下げました。
複数の証券会社がAppleの目標株価や投資判断などを引き下げています。出来高は、通常の3倍程度となる92,777,464でした。
昨年末には一時200ドルを超えていた同社の株価は、今年1月に110ドル台にまで急落、その後5月には190ドル台にまで回復していました。しかし、9月に入ってからリーマンブラザーズの経営破綻やメリルリンチ買収などを受け再び急落。
9月29日(米国現地時間)の終値は、105.26ドルとなり、110ドルを割り込むのは約1年半ぶり。その後、時間外取引でも値を下げ続けています。
Appleのスティーブ・ジョブズCEOは、Appleの普通株554万株を所有しているといわれており、この株価急落によって今日1日だけでおよそ1億2,750万ドル(約130億円)、9月の1ヶ月だけておよそ4億万ドル(約420億円)損失したと見積もられます。