ナスダックが3年ぶりの安値、Apple株も急降下
10月2日(米国現地時間)の米株式市場は、金融安定化法案の再表決を控えるなか、雇用環境の悪化を示す「新規失業保険申請件数」が市場予想を下回り嫌気して大幅続落の展開に。
ハイテク株中心のNASDAQ総合指数は、2005年5月12日以来の安値となり2000の大台を割り込みました。
Appleの株価は、取引開始直後に見事な急降下のラインを描き、午後になっても下げ止まらず、昨日の終値より9.02ドルも値を下げて(-8.27%)、100.10ドルで引けました。
これは2007年5月以来の安値であり、2007年12月にマークした最高値(202.96ドル)の半値以下ということにもなります。9月29日(米国現地時間)には、1日で17.92%(-22.98ドル)も値を下げていました。
Appleスティーブ・ジョブズCEOの手元にあるApple普通株554万株の価値は、この10ヶ月でおよそ600億円の価値を失ったことにもなります。
この日はAppleのほかにも、Intel(-7.13%)、Google(-5.16%)、Yahoo!(-8.14%)、Adobe(-7.61%)などの主要銘柄も大幅に値を下げました。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
8年前のApple株式超暴落を記憶している方にとれば、これくらいまだまだ大したことではありません。
あの時は1日で半分以下(-52%)になりましたから。
Appleの売り上げは、前年比で引き続き好調な数字を示しており、米景気後退や金融危機などの外部要因による株価下落です。
Appleは10月21日に第4四半期の業績を発表する予定ですが、主力製品のMacおよびiPod、iPhoneの出荷台数は前年比をそれぞれ上回る数値になると思われます。