CNN系iReportでS.ジョブズ氏倒れるとの情報、市場は敏感に反応し、一時株価が10%も値下がり
AppleInsiderでは、タイムワーナー傘下のケーブルテレビ向けニュース専門放送局CNNが運営する市民記者サイト「iReport.com」において、Appleのスティーブ・ジョブスCEOが心臓発作に襲われて緊急救命室(ER)に担ぎ込まれたという情報が流れた件について、AppleスポークスマンSteve Dowling氏は、ロイターの取材に対して、「それは事実ではない」と述べたと伝えています。
CNN側は、ニュースを語る上ではさまざまな意見や見方があり、iReport.comというひとつの独立した議論を繰り広げるコミュニティは、CNNニュースのような本質的なニュース番組とは異なるものだと弁明しています。
Appleの株価も敏感に反応して、このニュースが流れた直後に一時10ドルも値を下げましたが、Apple側の否定する声明を受けV字回復して現在はプラスに転じています。
スティーブ・ジョブズ氏の健康不安説は以前から幾度となくニュースとして飛び交っており、WWDCの時のやせ細った様子からがん再発説が流れたり(実際に同氏は2004年にすい臓がんになったことがある)、また、最近ではブルームバーグがジョブズ氏の死亡ニュースを誤って配信したこともありました。