携帯電話機トップメーカーのノキア、サムスン、モトローラが苦戦するなか、AppleのiPhone 3Gは不況に強いとみられる
世界携帯電話市場について、金融危機による景気後退が引き金で消費者の新機種買い控えや、欧州、北米、中国の成長鈍化などが要因となり、複数のアナリストが、2009年の成長ペースを当初の予想から大幅に引き下げているなか、AppleInsiderでは、スマートフォン市場も完全なセーフゾーンではないとしながらも、AppleのiPhoneをはじめとするタッチスクリーン搭載機が多数投入されることから、2008年Q3には再び勢いを取り戻すだろうとの予測を伝えています。
iPhone 3G発売前の数週間、初代iPhoneが一時販売停止となったこともあり、2008年Q2には、出荷台数が100万台未満にまで落ち込みましたが、その後、iPhone 3Gが発売されたQ3には、およそ500万台が販売されたとみられており、Appleはスマートフォン市場において、トップNokiaに次いで、第2位のRIMに肩を並べる位置にまでシェアを拡大させたようです。
今後の見通しについては、RIM社のBlackBerry StormやT-Mobile社のAndroidベースのG1、 HTCやSony EricssonのWindows Mobile 6 搭載機などライバルが相次ぎ出現するなかで、AppleのiPhoneとApp Storeは、すでにそれらに先行してサービスを展開してブランドを確立しており、景気後退のなか、消費者はより安定したシステムを選択するだろうと見られています。