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新型MacBook – IntelからNVIDIAへIGPをスイッチ

新型MacBookファミリーでNVIDIAのグラフィック統合型チップセット採用か

Appleによるノートブックにスポットライトを当てたメディア向けイベントが数日後に迫るなか、AppleInsiderでは、情報筋の話として、新型13インチMacBookに、NVIDIAの新しいMCP79モバイルプラットフォームがグラフィック統合型チップセット(IGP)として採用されることが確認できたと伝えています。

Appleは、以前から、モバイルデバイスにおいて、Intelプラットフォームにとらわれない、技術的に優れたデザインへの転換を図りたいという意向があったと思われており、MCP79は、Intel 45nmプロセス低電力モバイルテクノロジ「Montevina」(モンテヴィーナ) バージョン(Centrino 2)の代用品と考えられていて、FSB/1066MHz、DDR3メモリ(オプション)、PCI Express 2.0インターフェースをサポートするといいます。
さらに、この統合チップセットは、すべてのコントロール機能がシングルチップに組み込まれていて、同じ機能のデュアルチップインプリメンテーションと比較して、スペースの限られるノートブックにおいてパフォーマンスが優位なものとなります。

MCP79は、GeForce 9300/9400シリーズを搭載したマザーボードを使用する予定で、最新のビジュアルエフェクトをサポートすることで、理論上では、現行MacBookのIntel GMA X3100および最新のIntelチップセット内蔵GMA 4500MHDを超える性能を発揮します。
高品質なグラフィック統合型チップセットへの移行により、NVIDIAは、すでに、次期Mac OS Xのメジャーバージョン10.6(Snow Leopard)で、AppleがGPU計算能力向上のため採用するC言語ベースの、ハードウェアにとらわれない並列コンピューティング・プログラミング向け世界標準OpenCL(Open Computing Language)へのサポートを明らかにしています。

13インチMacBook以外の上位モデルにもNVIDIAのIGPが採用されるかどうかは不明ですが、MacBook AirやMacBook Proにも、グラフィックス性能を調整し消費電力が抑えられたMCP79の低電圧バージョンが搭載される可能性があるようです。MacBook Proでは、GeForce 9Mシリーズのハイエンドモデル(GeForce 9600Mグラフィックスチップ)が採用されるとも噂されています。

新型13インチ「MacBook」がBlu-rayをサポート?
また、Digg.comの創設者であるKevin Rose氏が、新しい13インチMacBookが次世代DVDフォーマットBlu-rayをサポートすると述べているようです。
同氏は以前、Mac OS X 10.5.6においてBlu-rayへのサポートが組み込まれると述べていました。