日本IBMが、2009年1月19日 Lotusphere カンファレンス(IT関係者向け年次会議)において、Research In Motion (RIM) 社のBlackBerryプラットフォームに対応する、新しいLotusコラボレーション・ソフトウェアと開発ツールを発表したとするプレスリリースを配信しています。
新たな機能はBlackBerryスマートフォンに、情報を集約するインテリジェンスをもたらし、世界規模でのモバイル需要の爆発的拡大に対応するものであり、IBM Institute for Business Valueは、2011年までに10億もの人が携帯電話でインターネットを使用し、今後10年間で大多数の人々のWeb活用形態に大きな変化が訪れることを予測しているとしています。
IBMR Lotus Softwareのゼネラル・マネージャー、ボブ・ピッチャーノ(Bob Picciano)氏は、次のように語っています。
BlackBerryプラットフォーム向けの新しいLotusコラボレーション機能と開発ツールは、IBMのソフトウェアやサービスの生産性を、オフィス以外にも拡大して提供します。これにより、個人は業務を継続するために必要な全てのリソースに、いつでもどこでもアクセスすることができます。
Research In Motionの共同CEOであるジム・バルシリー(Jim Balsillie)氏は、次のように語っています。
チームの共同作業は、社員が外出中やデスクから離れている時でも、スピードダウンさせるべきではありません。RIMとIBMは、生産性と協調機能を追求するモバイル・オフィスのポートフォリオで、Lotus用BlackBerryプラットフォームを強化します。これによってBlackBerryスマートフォンは、より効果的に、業務を世界中に携帯することができます。
Lotusphereで発表された、新機能には以下が含まれています。
- オープン・ドキュメント形式のIBM Lotus Symphony文書への携帯電話からのアクセスが可能です。また今後、プレゼンテーションやスプレッドシートにもアクセス可能になる予定です。
- Web 2.0基盤のチーム・ソフトウェアであるIBM Lotus Quickr™により、個人はBlackBerryスマートフォン上から、文書、写真、ビデオなどの業務資料を、検索、アクセス、共有、作業することができます。
- IBM Lotus Connectionsの機能を強化し、現在対応済みであるプロフィールやタグに加え、アクティビティ、ブログ、コミュニティなどにアクセスを拡張します。