IE8で新たなウェブエクスペリエンス、Internet Explorer アドオンギャラリーも公開
マイクロソフトが、ヤフーやNECビッグローブなど国内主要コンテンツプロバイダーおよびウェブサービスプロバイダー21社が、「Internet Explorer 7」後継バージョンとなる現在開発中の次期ウェブブラウザ「Internet Explorer 8」(IE8)に早期対応して、IE8の新機能に対応したサービスを提供すると発表しています。
同社では、IE8は、一層の性能向上を図ったことで、ウェブへのアクセスの高速化と利便性、プライバシーやセキュリティ面での安全性が向上するとしており、既に2009年1月27日から製品候補版(RC=Release Candidate)の提供が行われていて、無償でダウンロードして試用することも可能。
なお、本日発表された各社のサービスも、製品候補版で動作が確認されているとのことです。
また、同時にIE8の新機能に対応したアドオンを集約して掲載し、提供する「Internet Explorer アドオンギャラリー」の日本語版サービスを開始し、対応アドオンサービスを無償でダウンロードして、IE8 に追加することができるようになっています。
マイクロソフトはコンテンツ、ウェブサービスプロバイダー各社と協力し、IE8で新たなウェブエクスペリエンスを実現します。
IE8 の新機能について、本日発表した21社は下記のIE8の3つの新機能のいずれかに対応したサービスを提供しています。
- アクセラレータ
検索や翻訳、地図表示などのブラウズ中に発生する作業を、異なるウェブサイトを移動することなく迅速に行えるようになる。ウェブ ページのテキストを選択し、表示される青いアクセラレータ アイコンをクリックするだけで実行可能。 - Web スライス
頻繁に更新されるサイトの情報を切り取ってお気に入りバーに保存することができ、いつでもIE8から更新内容を直接確認できるようになる。Web スライスが有効化されているページ表示時に、ブラウザの画面右上の緑色の Web スライス アイコンをクリックすると、切り取った情報がお気に入りバーに登録され、IE8から追加されたWebスライスをクリックすることで、いつでもサイトの更新情報を簡単に確認可能に。 - 検索候補
新しい検索機能は、検索ボックスに入力した語句に合わせて検索候補をリアルタイム表示して検索時間を節約。単語やフレーズを完全に入力しなくても、表示された検索候補をクリックすると、すぐに検索を実行可能に。検索結果にはサムネイル画像などを表示する機能も搭載。検索候補の表示をテキストだけでなく画像付きで表示することが可能に。情報を検索するユーザはより速く簡単に正確な検索結果を得ることができるようになる。
Internet Explorer アドオンギャラリーについて
検索プロバイダーをはじめ、アクセラレータ、検索候補、Webスライスといった IE8 の新機能に対応したアドオンを集約して公開する新しいサービスで、Windows Vistaのガジェットのように、作成したアドオンを登録して公開することができます。
インターネット上のコンテンツ プロバイダーやサービス プロバイダーが IE8の新機能に対応したアドオンを登録することで、IE8 ユーザーは簡単にアドオンの追加が可能となり、より便利なブラウジング環境を実現することができるとしています。
今日発表された、IE8新機能への対応企業(五十音順)は以下の通り。
- ウェブリオ株式会社
- エキサイト株式会社
- NECビッグローブ株式会社
- エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
- 株式会社カービュー
- 株式会社カカクコム
- 株式会社ぐるなび
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 株式会社テレビ朝日
- 株式会社ドワンゴ
- ニフティ株式会社
- 百度株式会社
- マイクロソフト株式会社
- メタデータ株式会社
- ヤフー株式会社
- 株式会社 USEN
- 株式会社ライブドア
- 楽天株式会社
- 株式会社リクルート
- 株式会社レーベルゲート