Tsugawa.TV

ドコモ、通信事業者間の接続料を10%以上低減へ

携帯電話の接続料金算定基準を見直し、11.1〜11.8%値下げで国際基準へ

 

NTTドコモは、2008年度適用の事業者間における携帯電話の接続料改定について、3月2日に総務大臣へ届け出を済ませて、2007年度適用の接続料から事業者間のコスト負担を10%以上低減すると発表しています。
今回発表された値下げ後の新接続料は、2008年4月1日に遡って適用されます。

 

今回の値下げは、KDDIやSoftBank、イーモバイルなどドコモ以外の携帯電話からドコモ宛に通話した際に発生する接続料金(アクセスチャージ)が対象であり、ドコモの携帯電話との相互接続点が同一区域内であれば1秒あたり0.160円(-11.1%)、区域外の場合には1秒あたり0.180円(-11.8%)の新接続料が適用されます(カッコ内は現行比)。

接続料の主な改定内容
音声通信
区分 改定後(2008年度適用) 現行(2007年度適用)
区域内 1秒あたり0.160円(-11.1%) 1秒あたり0.180円
区域外 1秒あたり0.180円(-11.8%) 秒あたり0.204円

固定電話に比べて割高な携帯電話の通話料金について総務省は今年1月、異なる通信会社間の接続料に、新たなルールを検討する方針を示していました。
今後、ドコモに続いて、他社携帯キャリアからも通信事業者間の接続料値下げが発表されるものと思われます。


ドコモの携帯電話における接続料の推移


携帯電話の接続料の国際比較