Reutersによると、金融危機を発端とする台湾の半導体業界再編において、台湾当局が公的資金などを部分出資して設立する新統合会社「台湾メモリー」(TMC)は4月1日、技術提携先として日本のエルピーダメモリを選択したことが確認できたと伝えています。
TMCは声明で、過去1ヶ月に渡りエルピーダメモリと米マイクロン・テクノロジーの両社と戦略的な提携について交渉してきたとし、知的財産権や技術、商標などの能力に基づいて提携先を選定したと述べています。
またマイクロンについても、相互的に協力できる関係を築きたいとしていることから、今後さらなる業界再編が見られるかもしれません。
今日の東京株式市場では、TMCとの提携情報が好感され、エルピーダメモリの株価は一時ストップ高となり、同社の年初来高値を更新しています。