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米Dell、Studio 15などノートPC3機種でWiMAXチップの選択が可能に

米デル、モバイルWiMAX対応無線LANモジュールをオプションで提供開始

 

Dellは米国時間5日、「Studio 15」、「Studio 17」および「Studio XPS 16」の3機種で、WiMAXチップの選択が可能になったと発表しました。

 

WiMAXは、ノートパソコンやモバイルデバイスに対して、モバイルブロードバンド環境を提供する次世代の移動体通信技術であり、従来のWi-Fiなどと比較して、広いアクセスエリアをカバーすることができます。
Dellは、モバイルWiMAXネットワークを開発するClearwireと協力してサービスを提供し、現在WiMaxが利用可能な地域は、オレゴン州ボルチモアおよびポートランドの2都市となっています。Clearwireは今後、サービス対象地域を随時拡大して行く予定。

 

米Dellのオンラインストアでは、Studio 15/17/XPS 16のワイヤレスオプションとして、Intel製ワイヤレスモジュール(Intel 5150 Wimax / Wireless-N combo card)を60ドルで選択可能になっています。
同社によれば、WiMaxエリアで下り最大13Mbps、上り最大3Mbpsを実現するほか、無線LAN(802.11n)もデフォルトでサポートするとのこと。

Dellによれば、LTE(Long Term Evolution)ネットワークへのサポートも検討しているとのことであり、今後も高速ワイヤレス通信技術について導入を進めて行きたいとしています。

 

日本でも、UQコミュニケーションズが、モバイルWiMAX(IEEE802.16e)技術を採用した「UQ WiMAX」を試験的に開始しており、7月1日から有料サービスがスタートすることから、デルを含む各メーカーから、WiMAXを内蔵したCentrino 2搭載ノートPCが発売される見通しです。