SearchWiki機能で、Google検索結果の表示順位やサイトの除外・追加などが可能に
Googleは7日、Google Search日本語版において、キーワードWeb検索結果の表示順をカスタマイズできる機能「サーチウィキ (SearchWiki) 」を開始したと同社ブログサイトで発表しました。
利用するにはGoogleアカウント(無料)が必要で、ログインした状態でGoogle Searchを行えば「サーチウィキ」が自動で有効になります。
同様のサービスは、すでに米国では昨年11月にスタートしており、約半年遅れで日本語版がローンチしたことになります。
「サーチウィキ」を使えば、検索結果で表示されるWebサイトを自分の好みに合わせた順位に変更できるほか、検索結果に対しWebサイトを追加および除外できたり、Webサイトごとにコメントを付けることもできます。
変更した内容は自分で元に戻さない限り保存され、Googleアカウントにログイン中は同じ検索に対して同じ結果が表示されます。
コメントについては、他の人が付けたコメントを見ることが可能で、みんながどのようにそのサイトを評価して検索結果をカスタマイズしているのかも分かります。
他のユーザによるコメントを表示するには、検索結果の一番下に表示される [この検索のサーチウィキ メモをすべて表示] をクリックします。
なお、検索結果に加えた変更は、変更した本人の検索だけに反映され、他のユーザーの検索結果には影響しません。
また、表示順位、除外したページ、コメントを一覧で表示するサーチウィキメモ ページは、自分しか見ることができません。
気に入った検索結果がある場合、上矢印をクリックすると、そのWebページは検索結果の一番上に移動します。移動した検索結果の横にはグリーンの上矢印アイコンが付き、順位を上げた検索結果を元の位置に戻すには、その検索結果の横にあるアイコンをクリックします。
また、気に入らない検索結果がある場合は、×印をクリックすると、そのWebページが検索結果から除外されます。一度除外したWebページは、同じ検索を行っても次回から表示されなくなります。検索結果に戻すには、検索結果の一番下([この検索から除外したページがあります] の横)にある[表示する]をクリックし、[元に戻す] をクリックします。
Webページを検索結果に追加するには、検索結果の下にある [検索結果を追加] をクリックして、その検索結果にサイトやページを追加できます。以降、同じキーワードで検索をすると追加したページが一番上に表示され、その横にグリーンの上矢印アイコンが付きます。検索結果ページに追加したページを削除するには、その横にある×印をクリックします。
また、結果にコメントを追加するには、吹き出しアイコンクリックしてテキストボックスを開き、コメントを入力します。以降、この検索結果と一緒にコメントも表示され、そのページに関する追加情報として役立ちます。作成したコメントは一般公開され、Googleアカウントにログインしたユーザーであれば、誰でもコメントを見ることができるようになります。公開すると、コメントとともにGoogleアカウントのニックネームが表示されます。作成したコメントを削除するには、[コメントを削除] をクリックします。
Googleでは、完璧な検索エンジンとは、ユーザの意図を正確に把握し、ユーザのニーズにぴったり一致するものを返すものと定義しているとし、この「サーチウィキ」で、自分の意図を一番よく理解しているユーザ自身で検索結果表示を自分好みにカスタマイズすることで、その検索体験は使い勝手の面でも、より自分好みになっていくだろうと指摘しています。