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ソフトバンク、2~8倍の広範囲をカバーできる周波数変換型の携帯電話用リピータを開発

ソフトバンクモバイルは12日、第3世代携帯電話(W-CDMA)の無線基地局用に、ソフトバンク3G携帯電話の電波が届きにくい山間部などを効率的にカバーできる、周波数変換型の屋外中継装置(リピータ)を開発したと発表しました。

 

基地局に設置する周波数変換装置で基地局と屋外中継増幅装置の間の周波数を変換し、屋外中継増幅装置で周波数を元の周波数に戻す仕組みになっており、同社ではこの変換により、同じ周波数の電波の回りこみを大幅に低減することが可能となり、送信電力や増幅率を最大に上げることができるとしています。

 

例えば、電波の弱いエリアの端や山間部において、従来の屋外中継装置に比べて、約2~8倍の広い範囲をカバーすることができ、低コストでエリア拡大が可能となるとのことで、同社では、同装置がエリア拡大対策に有効な技術であり、導入に向けた検討を行う予定であるとしています。