徹底した薄型・軽量化＋強度と安全性を確保＝10万円を切る価格にも挑戦
NECは5月26日、企業向けモバイルノートPC「VersaPro」の新モデルとして、10.6型では世界最軽量となる重量725gを実現した「VersaPro UltraLite タイプVS」を発表しました。
6月下旬に発売開始となり、NEC直販
「VersaPro UltraLite タイプVS」は、筐体向けに軽く丈夫なマグネシウム合金、高密度の小型マザーボード、カーボングラファイトシートの採用や内部の基盤構造の工夫、SSDなど軽量部品の使用により、大幅な軽量化と最薄部15.8mmの薄さ、および天板全体で150kgfの耐圧を実現しています。
また、コンパクトな10.6型ワイド液晶モデルながら、キーピッチ17mm、キーストローク2.5mmを確保するなど、使いやすさも追求されています。
「VersaPro UltraLite タイプVS」の主な仕様として、プロセッサはIntel Atom Z540（1.86GHz）、チップセットはIntel US15W、グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA500、メモリは1GB（最大1GB）、ストレージはSSD 64GB、ディスプレイは10.6型ワイド液晶（1,280×768ドット表示対応）などとなっており、OSはWindows Vista Business（Windows XP Professionalも可）を搭載しています。
主なインタフェースとして、USB 2.0×3、ギガビットイーサネット、IEEE 802.11b/g無線LAN、SDカードスロットなどを搭載し、光学ドライブ内蔵されていません。
バッテリ駆動時間は、約4.1時間（2セル／Mバッテリ）で、4セルLバッテリ装着で最大8.2時間まで対応し、本体サイズは258（W）×199（D）×15.8～23.9（H）mm となっています。
NECは同日、「VersaPro UltraLite タイプVS」の筐体を採用した小型軽量なシンクライアント端末「VersaPro シンクライアント US10Na」もあわせて発表しました。
同製品は、最薄部15.8mm、面耐圧150kgf、10.6型ワイド液晶など、「VersaPro UltraLite タイプVS」の特長を有しており、重量は649gを実現。PCサーバ「Express5800シリーズ」と接続することで、モバイル用途に対応した快適なシンクライアントシステムを実現します。
また、イー・モバイル社製データ通信カードに対応し、設置場所を選ばないほか、VPN接続が可能なことでより安全性の高い運用が可能。
NECは、「VersaPro シンクライアント US10Na」を「Interop Tokyo2009」（開催期間：6月10日～6月12日 会場：幕張メッセ）に出展する予定。
NECはこのほかにも、ビジネス向けPC新製品11タイプ30モデルを発表しています。