Tsugawa.TV

Firefox 3.0.11、24時間で1億5,000万ダウンロード達成=Safari 4を寄せ付けず

SafariとFirefoxでは桁が違った=大きな市場シェアの違いそのまま

 

Appleは12日、同社ウェブブラウザ「Safari 4」のダウンロード数が、リリース後わずか3日で1,100万件を突破したと発表しましたが、Mozillaのコミュニティ開発ディレクターAsa Dotzler氏のブログによると、先週公開された「Firefox 3.0.11」アップデータは、リリース後わずか24時間で1億5,000万ダウンロードに達したということです。

 

Firefoxのアクティブユーザ数は全世界で3億人を超えているとみられており、最新のブラウザ市場調査によると、Firefoxの市場シェア22.50%に対して、Safariのシェアは8.23%にすぎません。

 

Asa Dotzler氏は、「Safari 4」ダウンロードのほとんどは、自動アップデートによるものではないかと指摘しており、ユニークユーザによるダウンロードなのか、自動アップデートによるダウンロードなのかがハッキリしておらず、Appleの発表は意味をなしていないと言及しています。

 

また同氏は、「Safari 4」総ダウンロード数の半数上にのぼる600万件がWindows版であったと発表された件について、最新のWebトラフィック調査によれば、Windows版Safariの市場シェアはわずか0.45%程度だと指摘しています。
下のグラフはインターネットにおける「Safari」Windowsバージョンの使用状況(トレンド)を示したもので、この3週間余りに渡るWebトラフィック調査によれば、Win版「Safari」ユーザが増えていないことが明らかなようです。

このチャートによると、「Safari 4」リリース後に、「Safari 4」のシェアがわずかに上昇していますが、その上昇と同時に「Safari 3.2」が下降しており、ほとんどが3.2から4.0への移行組だと推測できます。

 

Appleは多くのWindowsユーザが「Safari」を使用しており、MacとWin両プラットフォームで大きな支持を得ているというニュアンスの発表を行いましたが、このグラフでは「Safari 4」正式版リリースに関わらず、「Safari」Windows版の平均使用率はほぼフラットのままです。