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オリンパス、マイクロフォーサーズ機「ペン E-P1」を7月3日発売へ

4/3型1230万画素ハイスピードLive MOSセンサー、新開発画像処理エンジン「TruePic V」搭載

 

オリンパスは16日、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した世界最小・最軽量の新世代「マイクロ一眼」レンズ交換式デジタルカメラ「OLYMPUS E-P1」を7月3日に発売すると発表しました。
価格はオープンですが、ボディに標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6」が付属する「オリンパス・ペンE-P1レンズキット」は実売価格100,000円前後、ボディに広角単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」と光学ビューファインダー 「VF-1」が付属する「オリンパス・ペンE-P1パンケーキキット」は同110,000円前後、ボディに標準ズームと広角単焦点レンズの2本およびVF-1が付属する「オリンパス・ペンE-P1ツインレンズキット」は同130,000万円前後の見込み。
本体のカラバリはシルバーとホワイトで、ボディ単体のみの発売は、7月下旬に受注生産で提供され、実売価格は9万円前後の見込み。


「Olympus ペン E-P1」

金属外装の上質なデザインの「Pen E-P1」に搭載された撮像センサーは、画像処理スピードの高速化を実現した4/3型1230万画素ハイスピードLive MOSセンサー(フォーサーズシステム規格と全く同じサイズ)で、従来の一眼レフ同様、高い解像度、豊かな階調性、自然で鮮やかな色再現で、被写体のディテールを忠実に描写します。

 

また、ハイビジョン画質(HD 720p)での動画撮影やリニアPCMによる高音質録音にも対応しており、「アートフィルター」などのクリエイティブな写真表現を可能とする機能も搭載されています。
主な機能として、ハイスピードイメージャAFによる快適なライブビュー撮影や、直感的に設定を操作できる「ライブコントロール」、カメラが自動でシーンを判別する「iAUTO」が搭載されています。
ほかにも、最大4段分の補正効果に対応するボディー内手ぶれ補正機構や、信頼性の高いダストリダクションシステム、高画質の出力再生に対応するHDMI端子、BGM付スライドショー再生機能「マルチMixスライドショー」、肌をなめらかに表現する「eポートレート」、顔も背景も美しい写真が撮影可能な「フェイス&バックコントロール」、逆光時でもハイライト部の白とびとシャドー部の黒つぶれを抑える階調オート、自動拡大表示でマニュアルフォーカス操作をサポートする「MFアシスト」、高精度な324分割測光システムなどが特長として挙げられています。


OLYMPUS PEN E-P1 [TVコマーシャル]

 

マイクロフォーサーズシステム規格の採用により、カメラ内部にミラーボックスを必要としないミラーレス構造となっており、撮像センサーのサイズを変えずに、フランジバックを約1/2に短縮し、「E-420」比で、幅約8.5mm、高さ約20mm、厚み約18mm縮小を実現。ボディサイズは120.5(W)×70.0(H)×35.0(D)mm。
また、実体積比も「E-420」と比較して約58%に凝縮するなど、高画質を犠牲にすることなく大幅な小型化が図られています。

 

主なスペックとして、最大記録画像サイズはRAW/JPEG4032×3024、記録媒体はSDメモリーカード(SDHC対応)、撮像画面サイズは17.3×13.0mm、総画素数は約1310万画素(うち有効画素数は約1230万画素)、記録画像形式はRAW(12bit ロスレス圧縮)/JPEG/JPEG+RAW、感度は最大ISO6400(オート:ISO200~6400/マニュアル:ISO100~6400)、測光範囲はEV 0~18、シャッター速度は60~1/4000秒とバルブ(最長30分)、連続撮影速度は約3コマ/秒、最大撮影コマ数はRAW10コマ/JPEG約12コマなどとなっており、ライブビューの視野率は100%、フラッシュは外付け(オプションとして「FL14」を用意=21,000円)、手ぶれ補正は内蔵型の撮像センサーシフト式となっています。

 

また、動画撮影機能として、動画記録方式はAVI Motion JPEG(30fps)、記録画素数はHD動画(1280×720/アスペクト16:9)とSD動画(640×480/アスペクト4:3)、最長記録時間はHD:約7分/SD:約14分、音声録音はステレオリニアPCM/16bit 44.1kHzなどとなっており、動画撮影時には電子式手ぶれ補正を使うことができます。
従来のムービーカメラに比べて、格段に大きい撮像センサーによる高画質で、一眼ならではのボケ味を活かしたり、様々な交換レンズを使って、より印象的な動画を撮影することが可能です。
また、「アートフィルター」機能は動画にも対応します。

 

オリンパスは、「オリンパス・ペン E-P1」の発売を記念し、期間中に予約した購入者を対象に、もれなくフォーサーズアダプター「MMF-1」またはSDカード(8GB)をプレゼントする「予約キャンペーン」を実施すると発表しています。
また、発売記念として、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」が含まれる「オリンパス・ペン E-P1パンケーキキット」および「オリンパス・ペン E-P1ツインレンズキット」に、同レンズ専用の光学ビューファインダー「VF-1」を同梱して発売。
さらに、「オリンパス・ペン E-P1」やシステム製品を手にとって、カメラの持つ高い質感や、動画撮影などの新機能をいち早く体感できる「オリンパス Photo Festa」が6月20日(土)から名古屋・東京・大阪で順次開催される予定です。

 

ほかにも、新製品マイクロ一眼「オリンパス・ペン E-P1」の発売を記念し、抽選で毎週1名計6名に、E-P1とM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6のセットがプレゼントされる「オリンパス・ペン毎週プレゼントキャンペーン」を2009年6月17日から実施するとしています。

 

関連アクセサリー群もあわせて7月3日から発売されます。
この新製品は当初、昨日15日に発表される予定でしたが、オリンパスの都合によって、今日の午後に延期されていました。

 

さらなる詳細は追ってこのページに掲載します。CHECK IT OUT!


Olympus Pen E-P1

 

「オリンパス・ペン E-P1」は、昨年8月に発表した「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠したレンズ交換式デジタルカメラで、製品名称の「オリンパス・ペン」は、1959年10月に発売したハーフサイズカメラの名称として使われていたものであり、カメラ大衆化の先駆けとして全世界で累計1700万台が販売されました。

当時はハーフサイズ、そして今回は「マイクロフォーサーズシステム規格」という、カメラを小型化して手軽に撮影を楽しめる特徴あるフォーマットや独創的な機構、普遍的な魅力のあるデザインの採用で、より多くの人に写真の楽しさやカメラを持つ喜びを味わっていただきたい、という思いをこめて、本製品に「オリンパス・ペン」の名を冠しました。


OLYMPUS PEN E-P1 [レビュー]

別売の関連アクセサリ製品として、コンパクトな外付けフラッシュ「FL-14」(21,000円)や、光学ビューファインダー「VF-1」(18,375円)、本革ボディージャケット(5,670円)、本革ショルダーストラップ(5,040円)、オールインワンケース「CS-11」(5,880円)が用意され、さらに、従来の「フォーサーズシステム規格」に準拠したレンズ群を使用することができるフォーサーズアダプター「MMF-1」と、オリンパス製フィルム式一眼レフ「OMシステム」のレンズ群を使用することができるOMアダプター「MF-2」が、それぞれ21,000円でラインアップされています(価格はいずれも税込)。