Tsugawa.TV

Mozilla、「Firefox 3.5 RC2」公開=正式版は6月末予定

Mozillaは米国時間6月19日、「Firefox 3.5」の7番目の開発マイルストーンとなる「Firefox 3.5 RC2」(リリース候補第2版)を公開しました。
動作環境はMac OS X/Windows/Linuxで、RC1 はベータ/プレビュー版ユーザ向けでしたが、RC2 は安定版であり一般向けの公開となります(アドオン非対応の可能性あり)。

 

「Firefox 3.5 RC2」は、Gecko 1.9.1 レンダリングプラットフォームを基盤とし、新しいWeb標準技術への対応、パフォーマンスや使い勝手の向上、エンドユーザ向け新機能の追加など、現行バージョンから多くの変更が行われています。

主な特徴として、 70以上の言語で利用可能となり、プライベートブラウジングモード搭載など、個人情報管理ツールが強化されたほか、新しいTraceMonkey JavaScriptエンジンの搭載、Web標準技術を利用した位置情報通知機能の追加、ネイティブJSONおよびWeb ワーカースレッドのサポート、コンテンツ表示を高速化する「投機的解釈」などのGeckoレンダリングエンジンの改良などが施されています。

 

また、HTML5 の <video> <audio> 要素、ダウンロードフォントなどの新しいCSSプロパティ、JavaScriptクエリセレクタ、WebアプリケーションのためのHTML5オフラインデータストレージ、SVG変形処理などといった、最新Web標準技術に対応しています。

 

なお、「Firefox 3.5 RC2」をインストールすると、ブックマークや閲覧履歴には影響ありませんが、すでにインストールされているFirefoxが上書きされるので注意が必要です。
また、拡張機能やその他のアドオンの一部は、更新版が提供されるまで動作しない可能性があります。

 

アンインストールしたい場合は、Windowsではスタートメニューのコントロールパネルから、MacではFirefoxアプリケーションを削除することで、LinuxではFirefoxフォルダを削除することで可能(ブックマーク、閲覧履歴、拡張機能やその他のアドオンは削除されない)。

 

Mozillaでは、ユーザからのフィードバックを受け、「Firefox 3.5」正式版を6月末までにはリリースする予定です。