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日立製作所や三菱化学など、1TB超の次世代光ディスク開発へ=Blu-ray Discの25倍以上

クラウド・コンピューティングを支える新技術として期待

 

日立製作所、三菱化学などが、高画質DVD規格「Blu-rayディスク (BD) 」の25倍以上の記憶容量を持つという次世代光ディスクを開発して、2012年の実用化を目指していることが明らかとなりました。3日付けの読売新聞が報じました。
すでに先月末、税制面での優遇が受けられる技術研究組合を東京理科大などと共に設立しており、実用化までの3年間に100億円が投資されるということです。

 

この次世代光ディスクは、特殊なレーザー光線で立体画像を記録・再生する「ホログラム技術」を応用することで、ディスク表面だけでなく全体にデータを記録することが可能となり、記憶容量は1TB以上になるといいます(BDは1層25GB、2層式ディスクは50GB)。
この技術が実用化されれば、クラウド・コンピューティングにおいて、HDDと光ディスクを使い分けることで、企業の情報管理コストのほかにも、消費電力を約40%抑えることができるという試算もあり、データセンターなどを抱える産業界から期待されています。