SDメモリカードとして世界最大容量・最速の転送速度を実現
東芝は8月4日、SDメモリカード規格Ver.3.00(高速インタフェース規格UHS104)に準拠した「SDXCメモリカード」を世界で初めて商品化すると発表しました。
新製品は、SDメモリカードとして世界最大容量となる64GB(SDHCの2倍)で、転送速度も世界最速(書き込み最大35MB/Sec、読み出し最大60MB/Sec)を実現しており、11月からサンプル出荷し、来春に発売予定。価格はオープンですが、店頭予想価格は6万円前後の見込み。
また、SDHCメモリカードとして世界最速の転送速度を実現する容量32GB、16GBの新製品を12月以降順次サンプル出荷を行い、来年春から発売開始を予定しています。リード/ライト速度はSDXCカードと同じ。店頭予想価格は32GBが3万円前後、16Gバイトが1万5000円前後の見込み。
サイズはいずれも 32(縦)× 24(横) x 2.1(厚)mm で、重量は約2.1g。
同社では今後、大容量と高速タイプのラインアップを拡充していき、市場ニーズに応えながら、SDメモリカードシリーズの販売強化につなげたいとしています。
将来的には、SDXCメモリカードの規格上2TBまで拡張が可能になるということです。
UHS104は104MB/sのバス転送速度を実現するVer.3.00の最も高速な規格で、信号電圧3.3Vの従来のSDインタフェースにも対応し、SDHC対応機器との互換性があります。
ただし、SDXCメモリカードはexFATファイルシステムを搭載したSDXC対応機器でのみ動作します。また、CPRM技術を採用した高度な著作権保護機能を搭載しています。