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Microsoft、傘下のRazorfishをPublicis Groupeに5億3000万ドルで売却へ

Microsoftは2009年8月9日、売りに出していた同社傘下のオンラインデジタルメディア広告代理店Razorfishを、フランスの大手広告代理店Publicis Groupeに5億3000万ドルで売却することで合意したと発表しました。
買収には電通やWPP、Omnicom Groupなども名乗りを挙げていました。
この買収は現金と株式組み合わせて実施され、2009年第4四半期中に完了する予定であり、両社は今後5年間に渡る戦略的提携についても合意したとしています。

 

RazorfishはPublicis Groupeによる買収完了後も、自身のブランド名を残したまま業務を継続し、Microsoftのインターネット広告なども引き続き請け負う予定です。
Razorfishは、2007年5月にMicrosoftがデジタルマーケティング企業aQuantiveを60億で買収した際に傘下に入り、Microsoftの広告コンサルティングやメディアプラニングなどを受け持ってきました。

 

Publicis Groupeは、今年6月にアナウンスされていたMicrosoftとの戦略的提携協定をさらに強化することで、同社のメディアクライアントは、Microsoftのディスプレイ広告や検索広告を、今後5年間に渡り有利な条件で購入することができるとしています。