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日立GST、容量2TBサーバ向け3.5インチHDD「Ultrastar A7K2000」出荷

7,200rpmで業界初の2TB大容量HDD=大規模データセンター向け

 

日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)2009年8月11日、サーバ向け3.5インチHDD新製品として、「Ultrastar A7K2000」の出荷を開始したと発表しました。
サーバ向け製品セグメントとして、7,200rpmで容量2TBを実現したHDDは業界初。

 

A7K2000」は、従来機種の「A7K1000」より、サステインデータ転送で約155%高速化が図られ、エネルギー消費効率は約120%改善されており、省電力要求やコストが重要な要素となる大規模データセンタなどの用途に最適。
さらに、低回転モードでは約36%の消費電力を低減し、スタンバイ/スリープ動作モードでは、1ワット以下の低消費電力動作を実現しています。
また、同一筐体に複数のHDDを搭載した際の回転振動による性能低下を防ぐ「Rotational Vibration Safeguard」が搭載されており、既存のストレージシステムへも容易に増設可能。
その他、ユーザデータを暗号化して記録する「Bulk Data Encryption」がオプション機能として提供されます。

 

「Ultrastar A7K2000」の主な仕様として、ディスク回転数は7,200rpm、インターフェースはSATA 3Gbps、バッファ容量は32MB、サステインデータ転送速度は134Mb/s、MTBFは120万時間、消費電力は5.6W(アイドルモード)などとなっており、本体サイズは101.6(W)× 147.0(D)× 26.1(H)mm、重量は740g です。

 

すでに出荷が開始となった2TBのほかに、1TBと500GB容量モデルもラインアップされ、9月までに出荷が開始される予定(5年間の製品保証付き)です。

 

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