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米ソニー、ワイヤレス電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」発表=タッチスクリーン+AT&Tの3G対応

図書館の電子書籍貸し出しサービス「Library Finder」もローンチ

 

米ソニー(Sony Electronics)は25日(米国時間)、ワイヤレス電子書籍リーダーの新モデルとして、AT&Tの3G携帯電話通信に対応し、7インチサイズのタッチスクリーンを搭載した「Reader Daily Edition」を、今年12月に399ドルで発売すると発表しました。

 

後発組ながら、米国で圧倒的支持を受けるAmazon.comの「Kindle」(299ドル〜489ドル)に対抗し、電子書籍市場でのシェア拡大につなげたいところ。
同デバイスのワイヤレス接続料は無料で、同社電子書籍ストア「eBook Store」から、パソコンを経由せずに書籍や新聞、雑誌などを入手できるほか、Mac/PC経由でもコンテンツや情報を取り入れることができます。
なお、AT&Tへ通信料金を支払うのは、書籍販売店側となっており、書籍販売料金に含まれることになります。
Reader Daily Edition」の主な仕様として、スクリーンには電子ペーパーディスプレイ「Vizplex」(16階調グレイスケール)を採用し、雑誌や新聞の縦/横画面(ポートレートモード/ランドスケープ)表示に対応するほか、ストレージは1,000冊以上、インターフェースとしてメモリカードとUSB 2.0に対応します。
ファイルフォーマットは、Adobe PDF、EPUB、Microsoft Word、BBeB、および通常のテキスト・ファイルなどに互換します。
また、タッチパネルを採用することで、直感的な操作性が提供され、画面に触れて単語の意味を辞書で引いたりすることも可能。

ソニーは同日、8月初めに発表していた6インチサイズのワイヤレス電子書籍リーダー「Reader Touch Edition」を299ドルで、5インチサイズの「Reader Pocket Edition」を199ドルで同日より発売すると併せて発表しました。
また、図書館の電子書籍検索サービス「Library Finder」の開始もアナウンスしており、「eBook Store」にて貸出期限付きの書籍ダウンロードサービスを展開することになります。