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シャープ、LinuxベースのMID新製品「NetWalker PC-Z1」発表=409gで10時間駆動

ビジネス文書からブログやチャット、電子辞書としても使えるモバイルインターネット端末

 

シャープは27日、MID(Mobile Internet Device)新製品として、A6サイズで409gと超小型軽量のモバイルインターネットツール「NetWalker (PC-Z1)」を発表しました。
価格はオープンですが、店頭予想価格は4万4,800円前後の見込み。
カラバリとして、ホワイト、ブラック、レッドの3色がラインアップされ、9月25日に発売予定(レッドのみ10月下旬)となっています。

 

「NetWalker」は、パソコンに迫る高機能を備えながら、携帯電話のような手軽さで使える、新しいモバイルインターネットツールとして定義されたモバイル端末で、シャープは、クラウドコンピューティング時代に向けた新しいカテゴリーの機器として市場投入するとしています。

 

「NetWalker」の特徴として、約3秒で立ち上がるクイック起動や、約10時間の長時間駆動、直感的操作に対応するタッチパネル対応液晶、快適な文字入力を支援するフルキーボードなどが挙げられ、携帯電話、パソコンに次ぐ第3のモバイルツールとしての機能が盛り込まれています。

 

「NetWalker」の主な仕様として、CPUはARM Cortex-A8ベースのFreescale i.MX515(800MHz)、メモリは512MB(固定)、ストレージは4GBフラッシュメモリ(ユーザーエリアは2GB)、ディスプレイは1,024×600ドット表示対応5型ワイドTFT液晶(タッチパネル対応)などとなっており、OSにはLinux(Ubuntu 9.04 カスタマイズ版)が搭載されています。

 

また、インターフェイスとして、USB2.0×1、miniUSB、microSDスロット(microSDHC対応)、IEEE 802.11b/g無線LANなどが備えられています。

 

主な搭載ソフトウェアとして、Firefox(Webブラウザ)、Thunderbird(メーラー)、OpenOffce.org 3.0(オフィス)、Totem(動画)、gedit(テキストエディター)などが付属。
メディア対応として、MPEG-4、H.264、WMV動画や、MP3、AAC、WMA音楽をサポートするほか、画像やFlash(Flash8.0)、PDFにも対応。

 

その他、QWERTYキーボードピッチは約14mmで、立ったまま操作しやすように、キーボード右上にオプティカルポイントが装備されます。
バッテリはリチウムイオンが内蔵されており(脱着不可)、駆動時間は約10時間。本体サイズは約161.4(W)× 108.7(D)× 19.7~24.8(H)mm、重量は約409g。
実物大の写真はこちら [PDF]

 

シャープは、語学や専門分野向け辞書や、文庫・コミックなど豊富なコンテンツの提供を予定しており、電子辞書や電子ブックとしての利用も想定されています。