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YouTube、有料の映画レンタルサービス提供に向け大手映画制作会社と協議

広告収入制→課金制導入へ

 

Google傘下の動画共有サイトYouTubeは、有料のレンタル方式で映画のストリーミング配信を行うことについて、大手映画制作会社と協議しているようだとWSJが伝えました。

 

YouTubeは、Lions Gate Entertainment、Sony Pictures、MGM、Warner Brothersなどと有料の映画配信サービスで交渉を始めており、この新サービズは、新作DVD発売と同時に利用可能となるレンタル式となる模様であり、Appleの「iTunes Store」やAmazon、Netflixなどと同程度の新作1本の価格は3.99ドル前後が想定されているということです。
YouTubeは現在、プレミアム動画やパートナー動画を広告付きで配信しており有料サービスは存在しませんが、広告収入だけでは運営が成り立っていないのが現状で、専門家からは、新たなビジネスモデルを作る必要があると指摘されていました。

 

この新サービスの開始時期や提供されるコンテンツなどの詳細は不明ながら、DVDメディアの売上が落ち込み、オンラインでのダウンロードやレンタルサービスが勢いを増すなか、YouTubeのユニークユーザ数の多さは、映画会社にとって大きな魅力であることに間違いありません。

 

また、英国では、著作権料徴収の問題により、今年3月から遮断されていたミュージックビデオが、YouTubeで再び視聴可能になりました。
YouTubeは、PRS for Music(英音楽著作権料徴収団体)との協議のなかで、今年1月から2012年までのライセンス料について合意に達したということです。契約料金などは明らかになっていません。