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ソニー、2010年に3Dテレビ発売=BRAVIAのほか、Blu-ray/VAIO/PS3も3D対応へ

家庭用3Dテレビが来年登場=PCやゲームで3D立体映像・立体視ゲームなど提供

 

ソニーは、ドイツ・ベルリンで現地時間4日から開催される、世界最大級の家電見本市「IFA2009」の公開に先駆けて、ハワード・ストリンガーCEOが記者会見開き、2010年より、テレビをはじめとする同社ハードウェアとコンテンツを「3D」に対応させると表明しました。

 

これによると、ソニーは、ハードウェア・コンテンツ両方の側面で3D映像の開発および制作を加速させ、2010年には、液晶テレビ「<ブラビア>(BRAVIA)」をはじめ、Blu-rayディスク対応機器、パソコン「VAIO」、ゲーム機「プレイステーション 3(PS3)」などを、順次「3D」に対応させる計画だということです。

 

3D対応の液晶テレビ<ブラビア>は、右目・左目用の映像を交互に表示させるフレームシーケンシャル表示方式とアクティブシャッター方式メガネを採用し、ソニー独自の4倍速動画表示技術を応用して、フルHD(1,920×1,080ドット)の高画質3D映像表示を実現するとしています。

また、ソニーは同日、ソニーグループの新たなブランドメッセージ「make.believeメイク・ドット・ビリーブ)」を全世界に導入すると発表しており、今後、業務用機器からコンスーマー向け機器までの幅広い領域において、3D映画や3D立体視対応のゲームなど、魅力的なコンテンツ制作の準備を進め、ソニーグループ全体で3Dによる楽しみを創出する予定だとしています。

 

“make.believe”の「believe」はアイディアや理想像などソニーの精神を、「make」は思いや着想を実際の商品や体験として形にするソニーの行動を、それぞれ表現しています。そしてこの2つを結び付けている「.(ドット)」は、その精神と行動をつなぎ、想像を現実へと結び付けるソニーの役割を象徴しています。

 

 

■ ハワード・ストリンガーCEOのコメント

ソニーの変革を推し進め、エレクトロニクス、エンターテインメント、技術における最強の企業としての地位を確固たるものとするために、ソニーグループとして一つのブランドイメージを確立することの重要性は、これまでにないほど高まっています。“make.believe”の活動によって、ソニーの社員一人ひとり、そして商品の中に息づくイノベーションの精神に改めて火を灯します。そして様々な競合他社から自らを差異化し、またお客様にソニーの幅広さと奥深さを知っていただくことを目指します。

 

【関連URL】ソニースタイル