Flash Player/AIRでセキュリティ確保=2010年上半期に提供開始
オランダ・アムステルダムで、2009国際放送見本市(IBC2009)が11日から始まりましたが、
Flash Platformの主要コンポーネントのひとつとなる「Flash Access 2.0」は、放送局やメディア向けに付加価値の高いコンテンツの配信と課金を可能にする、拡張性と柔軟性を備えた新しいコンテンツ保護ソリューションで、セキュリティを確保しながら、Adobe Flash Player次期バージョンへのプレミアムビデオ配信が可能になるとされています。
「Flash Access 2.0」は、『ストリーミングまたはダウンロードによるコンテンツ販売やレンタル、ビデオ オン デマンドなど幅広いビジネスモデルを支援する、オーディオビジュアルコンテンツの強力な保護と柔軟な使用ルールを提供する』(Adobe)とされており、プログレッシブダウンロードやストリーミング、ローカル再生向けダウンロードなどのさまざまな配信手段を通じ、MPEG 4(H.264)とFLVファイル形式の配信に対応し、ブラウザだけでなくAdobe AIR環境で実行されるリッチインターネットアプリケーション(RIA)による再生にも対応するといいます。
また、Software Development Kitとして提供されているため、受注管理、加入者データベース、アクセス管理、LDAPベースのアクティブ ディレクトリなどの既存のソフトウェアやサービスへの組み込みも容易に行えます。
Adobe Systemsダイナミック メディア部門 バイスプレジデント兼ゼネラル マネージャーであるジム ジェラルド(Jim Guerard)氏は、
Web上のビデオ配信ソフトウェアとしてナンバーワンの地位にあるAdobe Flash Platformにより、多くのユーザーが高品質なコンテンツを楽しめるようになりました。Adobe Flash Access 2.0の提供開始に伴い、放送局やメディア企業は、付加価値の高いコンテンツを強力に保護し、新しいビジネスモデルに基づく、表現力豊かで双方向性のあるオンライン体験をユーザーに提供できるようになります
と述べています。