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ARM、「Cortex A9」デュアルコアチップを2GHzまでクロックアップ

クロック2GHzで動作する省電力マルチコアチップ

英ARMは16日、「Cortex A9」デュアルコアプロセッサのクロックスピードを2GHzにアップすることに成功したと発表しました。

 

開発コードネーム「Osprey」と呼ばれて来た新チップは、TSMCの40nm G製造プロセスで設計され、パフォーマンス向上と省電力性アップを両立させており、Intel Atom N270(1.6GHz)と比べて、1ワット当たりの省電力性が8倍にまで向上したということです。

 

iPhone 3GS」では、シングルコアの「Cortex A8」が搭載されていますが、600MHzにダウンクロックされています。
今日発表されたデュアルコアのA9は、ARMによるとコンシューマおよびエンタープライズ向けに幅広く利用できるとされていますが、スマートフォン向けではなく、タブレットやミニノートといったMID製品向けに使用されることが予想されます。