4〜5時間の充電で1日使用可能
韓国の大手液晶パネルメーカーLG Displayは11日(現地時間)、電子書籍向けの薄膜太陽電池を開発したと発表しました。
写真では、Sonyブランドの電子ブックリーダー「PRS-505」が駆動しているのが分かります。
電子ブックリーダーを想定した新しい太陽電池は、縦横10cm角のサイズで、厚さは0.7mm、重量は20gという薄型軽量で、普及している6インチのディスプレイパネルに最適な設計となっています。
同社によると、光から電気への変換効率は約9.6%で、4〜5時間のソーラー充電によって1日分の電力量を生み出すことができ、さらに、今後2010年までには変換効率を12%に、2012年までには同14%にまで引き上げたいとしています。
もっとも、日本でも今月から発売されることが決定したAmazon「Kindle」など、最近の電子ブックリーダーは、通常使用で数日から2週間もバッテリが持続するため、太陽電池が電子書籍のカテゴリでどれほどのニーズがあるかは不明です。