大手PCメーカーがし烈な争奪戦=ストレージ企業買収で
ストレージメーカーの米3PAR買収について、米HPは26日(米国時間)、米Dellが示した買収提案額を再度上回る買収案を提示した。3PAR買収をめぐっては、Dellが一度は買収することで3PARと合意に達していたが、HPが後から争奪戦に加わっていた。
Dellの最初の買収提示額は1株当たり18ドルだったが、その1週間後にHPが3割以上も高い同24ドルを提示。その後、Dellは買収提案額を1株24.30ドルに引き上げたが、HPはさらにそれを上回る同27ドルを提示した。
HPは今回の買収提案について、「我々が単にDellの買収提示額を上回っているのみならず、HPこそが両社のシナジーを遂行できる唯一の企業だ」としている。
HPは3PARを買収することで、HP Converged Infrastructure戦略およびポートフォリオ、アーキテクチャーを効率的に推進したい考えだ。