理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「京(けい)」が、スーパーコンピュータの計算速度ランキングで、前回6月に引き続き世界トップをキープした。 14日公開された最新ランキングでは、705,024万個のSPARC64プロセッサコアを使って毎秒1京510兆回という計算速度を達成。2位中国の「天河1号A」より約4倍、3位米国の「Jaguar」より約6倍高速だった。日本勢では5位に東京工業大の「TSUBAME2.0」が入った。
富士通は「京」の応容機を年明け1月から出荷する予定で、すでに東大と50億円規模の商用契約を結んでいる。「京」のシステム全体が完成するのは来年6月の予定。スパコンは科学や医療、防災などのシミュレーションで活用される。