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Googleシュミット会長、「6ヶ月以内にデベロッパはiOSよりAndroidを優先する」

Googleのエリック・シュミット会長は、パリで開催中のLe Webカンファレンスにおいて、「アプリ開発者は今後6ヶ月以内にiOSよりもAndroidを優先するだろう」と述べた(CNET News)。

 

シュミット氏は、“Android端末の出荷台数”、“最新版「Ice Cream Sandwich」の完成度”、“価格(無料)”、“より多くのベンダーが採用”という要素を挙げ、「すでにiPhoneを超えている」と指摘。

 

同氏はさらに、アプリ開発者はAndroid搭載端末の世界シェア拡大に伴い、「Androidが好きかどうかに関わらず、デベロッパは我々のプラットフォームをサポートするだろうし、結局、優先することにもなるだろう」と述べた。

 

また、12月8日付の日本経済新聞に掲載された「イノベーション(革新)の原動力はオープンであり続けること」と題するシュミット氏の論文には、「オープンソースであることで、開発者や消費者の選択の幅が広がる。アプリ(ソフト)開発者や起業家からなるグローバルコミュニティーから35万を超えるアプリが生み出され、1つの業界へと成長を遂げた。このように、グーグル内で目指したコラボレーションが、時を経て世界中のアンドロイド開発者とのコラボレーションをも可能にした」と記されており、さらに、「オープンさがそう簡単に失われるとは思わない。しかしオープンさがなければ、消費者は選択の自由を奪われ、企業は自己満足に陥り、社会はイノベーションを生み出す力を失ってしまう」と主張して、「インターネットは誰のものでもない。誰もがインターネットを利用することができるからこそ、インターネットの成功は利用する人々全員のものなのだ」という言葉で締めくくられている。