米HPは12月9日(現地時間)、モバイル向けOS「webOS」をオープンソース化すると発表した。
HPのメグ・ホイットマンCEOは先月末、webOSの存続について「今後2週間以内に決断する」と述べていたが、同OSをオープンソースコミュニティに提供しながらも、開発およびサポートの継続を明らかにした。
また、今後のタブレット端末開発の戦略について、ショートスパンではMicrosoftの次期「Windows 8」採用をすでに明らかにしているが、2012年〜13年以降の長いスパンではwebOSを搭載したタブレットデバイスの開発を検討するとみられている。一方で、スマートフォン市場への再参入には否定的だ。
ホイットマンCEOは声明のなかで、「webOSはモバイル、クラウド、スケーラブル向けに基礎から設計された唯一のプラットフォームだ。このイノベーションの寄与により、オープンソースコミュニティが新世代アプリケーションやデバイスを開発できるようになるだろう」と述べている。