ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が12月17日に発売したPSP後継「PlayStation Vita」(プレイステーション・ヴィータ:PS Vita)の発売後2日間の販売台数が、推定で32万1千台余だったことが分かった(ファミ通)。
エンターブレインによると、PS Vitaの国内推定初週販売台数は32万1407台で、PSP(PlayStation Portable)の同販売台数16万6074台は上回ったものの、任天堂3DSの同販売台数37万1326台には及ばなかったという(ただしPSPの販売日数は1日間)。PS Vitaは海外に先駆けて日本で発売され、欧米では来年2月に発売される予定だ。
PSPから7年ぶりの新モデル投入ということもあって、発売日の17日には早朝から家電量販店などで数百人が列を作った。価格は3G/Wi-Fiモデルが29,980円、Wi-Fiモデルが24,980円。Tsugawa.Tvが昨日(12月19日)都内家電量販店を調べたところ、“在庫あり”の店舗がほとんどだった。
PS Vitaのユーザーインターフェースは、5インチ有機ELディスプレイ採用して背面にもタッチパッドを実装するなど、前背面にマルチタッチスクリーンを搭載。Wi-Fiに加えて3Gネットワークにも対応することで、インタラクティブなエンタテインメントの実現を目指している。
主な仕様として、プロセッサはARM Cortex-A9(クアッドコア)、GPUはSGX543MP4+、RAMは512MBなどとなっており、 2基のカメラ、GPS機能(3G/Wi-Fiモデルのみ)、モーションセンサー、マイクなどを搭載。次世代Web標準「HTML5」をサポートするのも特徴だ。
なお、「Vita」はラテン語で、「Life」を意味する。