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Adobe、CS6発売時にCS3/CS4ユーザにも配慮=新アップグレードポリシーへの批判受け

Adobeは1月11日(現地時間)、同社クリエイティブソフトウェア「Creative Suite3/4」ユーザにも次期「CS6」をアップグレート価格で提供すると発表した。

 

Adobeは昨年11月、Adobe Creative SuiteやPhotoshopなどCS関連製品のアップグレードポリシーを変更して、CS6リリース時にはアップグレード対象を現行の3バージョンから直近1バージョンまでに短縮すると発表していた。つまり、CS6へのアップグレード対象製品はCS5.5/CS5となる。

 

しかし、Photoshopプロフェッショナル協会(NAPP)会長のスコット・ケルビー氏などから批判する声が挙がり、見直しを求める意見が多数寄せられていた。

 

Adobeはサブスクリプション式の新サービス「Adobe Creative Cloud」を2012年に提供開始する予定であり、従来のパッケージ/ライセンス版か、またはサブスクリプションのクラウド版のどちらを選択するのか、ユーザに猶予期間を2012年末まで与えるとしている(Special upgrade offer)。

 

AdobeはCSファミリーのメジャーアップデート間隔をこれまでの18カ月から24カ月に変更して、その期間内に中間リリースを公開するシステムを導入しており、昨年5月にAdobe CS5.5をリリースしている。CS5.5が現在の最新版であり、次期CS6は2012年5月頃の発売が予想されている。