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HP、「Open webOS 1.0」を9月リリースへ=「Enyo 2.0」を公開

HPはモバイル向けプラットフォーム「webOS」のオープンソース化に関して、JavaScriptアプリフレームワーク「Enyo 2.0」を公開するとともに、今年9月に「Open webOS 1.0」を公開すると発表した。ライセンスはApache License(Ver 2.0)を適用する。

 

HPは昨年12月、2010年4月に12億ドルで買収したPalm開発のwebOSについて、オープンソースライセンスのもとコードを提供すると発表していた。

 

今後のロードマップについては、アプリやLinuxカーネルを含むソースコードが公開され、9月に正式版を公開する予定。

 

なお、25日に公開された「Enyo 2.0」は、webOSだけでなく、iOSやAndroidなどのモバイル環境からInternet ExplorerやFirefox、Safariなどのウェブブラウザなど、クロスプラットフォームで稼働するアプリを開発可能となっている。Enyoは新しいウェブサイトから入手可能だ。

webOS オープンソース化のロードマップ
時期
マイルストーン/コード名
1月 Enyo 2.0 and Enyo source code
Apache License, Version 2.0
2月 Intended project governance model
QT WebKit extensions
JavaScript core
UI Enyo widgets
3月 Linux standard kernel
Graphics extensions EGL
LevelDB
USB extensions
4月 Ares 2.0
Enyo 2.1
Node services
7月 System manager (“Luna”)
System manager bus
Core applications
Enyo 2.2
8月 Build release model
Open webOS Beta
9月 Open webOS 1.0