ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2月6日、ポータブルゲームマシン「PlayStation Vita」のシステムソフトウェア・新バージョン1.60を2月8日にリリースすると発表した。Ver.1.60では「マップ」アプリが追加され、「フォト」アプリで動画撮影にも対応する。また、「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation」のMac OS版が公開となり、PS VitaとMac間でデータ転送が可能となる。
ホーム画面に追加される「マップ」は、衛星写真や経路検索、交通情報の取得などが可能となり、「フォト」では静止画に加えて動画撮影に対応して、アプリで再生も可能だ。
また、Macユーザが排除されていた「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation」がMac OS Xに対応して、ビデオや音楽、画像などをMacとPS Vita間で転送したり、Macでセーブデータやアプリケーションデータのバックアップが可能になる。
このほかにも、PS Vitaの電源が入っている時やスタンバイから復帰時にPSボタンが青く点灯するようになり、また、スタンバイモード移行時には短く点滅するようになる。
PS Vitaはソニーが昨年12月に投入したPSP後継モデルで、価格は3G/Wi-Fiモデルが29,980円、Wi-Fiモデルが24,980円。5インチ有機ELディスプレイや背面タッチパッド採用が特徴で、プロセッサはARM Cortex-A9クアッドコア、GPUはSGX543MP4+、RAMは512MBなどとなっており、 2基のカメラ、GPS機能(3G/Wi-Fiモデルのみ)、モーションセンサー、電子コンパス、マイクなどを搭載する。また、次世代Web標準「HTML5」をサポートするのも特徴だ。
3G版はNTTドコモの携帯電話回線を使用することもあり、12月の携帯契約純増数でドコモを21ヶ月ぶりの首位に導いた。