中国のPCメーカー大手Lenovo Groupは2月9日、2011年10~12月期決算を発表した。同四半期の売上高は前年同期比44%増の83億7,000万ドルとなり、純利益は同54%増の1億5,346万ドルだった。売上高、純利益ともに過去最高を記録したが、タイ大洪水によるHDD不足や欧州不安の影響を受け、上昇率は3四半期連続で鈍化した。
PC部門は独Medion買収や日本のNECとの合弁事業が好調に推移しており、出荷台数が前年同期比37%増の1,300万台となり、PC世界シェアは過去最大の14%にまで上昇し、中国国内のシェアも35.3%となった。また、日本市場ではNECとの合弁会社が2011年出荷シェアで1位となった。
Lenovoのヤン・ユアンチンCEOによると、携帯電話の出荷台数が650万台に達し、その約半数がスマートフォンだったという。同氏は「Leonovoはモバイルインターネットビジネスでも力強く進化しており、従来型PC以外のスマートフォンやタブレットなどで成功する礎を築いた」と述べている。