Microsoftは現地時間2月17日、次期OS「Windows 8」(開発コード名)のロゴを発表。MetroスタイルUIにマッチした非常にシンプルなデザインを展開する。
ここ最近のロゴは曲線を使用したり立体性や素材感を持たせるなど、やや凝ったデザインだったが、一転してシンプルかつモノトーンのタイル状マークとフォントが採用された。
MSは次世代OSにおいて、Windowsオペレーションシステムの完全な再創造を目指しており、開発責任者であるサム・モロー氏によれば、ロゴも例外ではないとして、Pentagram社の協力のもと一から見直したとされる。
新ロゴにはこれまでの象徴だった“旗”が無くなり、窓をイメージしたという4個の四角形が遠近法を使ってデザインされている。タイポグラフィには何の飾り気もなく、そこら辺のフリーフォントから引っ張り出してきたもののようにも感じる。グラフィックソフトのペンツールで丁寧にトレースしても、わずか数分で終わってしまうだろう。
モロー氏によると、モダンとクラシックの両方を取り入れるために、“Metroスタイル”のデザイン哲学に多大な影響を与えたスイス・スタイル(国際タイポグラフィー)様式を取り入れ、空港や地下鉄で見かけるようなサインシステムを彷彿とさせるシンプルなデザインに仕上がったのだとされる。
また、完全にデジタルであることを表現するために、ガラスやプラスチックなどの素材感を取り入れておらず、さらに、背景色を変えるとロゴの色も変わるのだという。
「Windows 8」の正式名称や公開時期などは発表されていない。なお、2月29日に「Windows 8」のコンシューマープレビュー(x86/x64版)が公開予定となっている。