CNET Japanに「iPhone、ドイツで販売開始–熱心なファンと一般市民の反応」が掲載されています。
ドイツでは多くのAppleファンが、ヨーロッパで初の「iPhone」を手に入れたいと雨風をものともせずに夜明け前から並んでいたが、2007年で最も注目のこのコンシューマーガジェットもほとんどのドイツ人には見向きもされなかった。
ドイツとイギリスで販売が開始されたiPhoneですが、一部の熱狂的なファンを除いて一般市民は冷静な受け止め方をしているようです。初日に1万台以上のiPhoneを売り上げたT-Mobileですが、今後の見通しは決して明るいものとはいえないのかもしれません。
売上高でヨーロッパ最大の電気通信事業者グループであるDeutsche Telekomは、売上高の予測について明言を控え、iPhoneの在庫数についても明かさなかった。T-Mobileの広報担当者は「当社には多くの在庫がある」と述べるにとどまった。
イギリスでもメディアの数の方が客の数より多いくらいだったと報じたニュースもありましたが、フランクフルトのダウンタウンでも下記の様子が報告されています。
開店の1時間半前には、1人の購入希望者が店の周囲をぶらぶらと歩いていた。
「他に誰も並んでいる人がいないとは驚きだ」とコンピュータプログラマーのUwe Berger氏(34歳)は言う。Berger氏は最近、米国を訪れてiPhoneがすっかり気に入ってしまったのだと言う。
一部報道ではiPhoneを熱狂的に買い求める市民の姿がクローズアップされていましたが、現地では意外にも冷静な目でこの最新ガジェットの品定めをしているところなのかもしれません。
米国での発売時と状況は異なり、今では電話機能以外は同じ機能が搭載されている「iPod touch」もあります。無理に高速インターネット接続を提供する3G未対応のiPhoneにする必要があるのか?今の携帯電話+iPod toouchの方がよりスマートなのでは?という考えの人もいるでしょう。
ヨーロッパの前に日本で発売されていたら、Appleの広告戦略上もっと成功を収めていたのかもしれません。私たちの多くは、この手のモノに目がないですものね。私も含めて・・。