オランダの環境保護団体 Greenpeace(グリーンピース)が、各国の電子機器メーカーについて、製品に含まれる有害物質やリサイクル・プログラムなどの環境問題への取り組みについての評価ランキング「グリーン・エレクトロニクス・ガイド(GUIDE TO GREENER ELECTRONICS/VERSION 6)」を発表。この中でAppleは、新しい「iMac」と多くの「iPod」で特定の有害化学物質の使用を削減しわずかだが改良されたとして、前回のランク12位から1つ順位を上げ11位に(Apple : 6点/10点満点)。
Greenpeaceは、Appleに対し、予防原則とIPR(Individual Producer Responsibility=個別生産者責任)への強い姿勢が必要だとし、特に、廃止物質リストをウェブサイト上で公表することと製品引取プログラムの適用範囲を拡大することを求めています。
以下、10点満点での評価ランキング。
- 1位 7.7点:ソニーエリクソン、サムスン
- 3位 7.3点:ソニー、デル、レノボ
- 6位 7点:東芝、LG電子、富士通シーメンス
- 9位 6.7点:ノキア、HP
- 11位 6点:アップル
- 12位 5.7点:エイサー
- 13位 5点:パナソニック、モトローラ
- 15位 4.7点:シャープ
- 16位 2.7点:マイクロソフト
- 17位 2点:フィリップス
- 18位 0点:任天堂
フィンランドのノキアは1位から9位へと転落。
最下位の任天堂はすべての基準で無得点。無得点というのは調査開始以来初めての暴挙。