トレンドマイクロが今日発表した「2007年11月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)」では、AppleのMac OS Xを狙った不正プログラムとしてこれまで確認されてきたものは攻撃可能性を実証する目的のコンセプトウイルスばかりだったが、小規模ながら初めて実害を及ぼす目的で作成された「OSX_DNSCHAN.A(ディエヌエスチェンジ)」が確認されたとレポートしています。この不正プログラムは複数のアダルトサイトで、Mac環境で動画再生に必要なコーデックと偽って配布されており、さらにこれらのサイトは Win OSからアクセスした場合にはWin OS向けの不正プログラム「TROJ_ZLOB(ゼットロブ)」がダウンロードされる「マルチOS対応」の不正サイトになっていたそうです。