エプソンが、意匠設計士や建築デザイナー向けに、プリンタ・モニタ・パソコンをオールインワンにパッケージした「建築CG業務向けセットモデルCMS5824PＣ1」を12月19日より発売すると発表しています。
これは同社が提案しているモニタとプリンタの出力色を簡単に合わせることでカラーマッチングの課題を解決する「簡単カラーマッチングソリューション」の第一弾。セット内容は、モニタ：ColorEdge「CG241WEOD2」＋ プリンタ：MAXART K3「PX-5800」+ PC：EndeavorPro-4300専用モデル「PRO43-CＭＳ1」となっています。
【Tsugawa.Tv’s Vision】色というのは出力メディアや出力（印刷）方法などによってかなり異なってくるため問題になることが多いですよね。例えば一般的に「アカ」という色にしても数百通りの「アカ」がある訳(CMYKやRGBの理論上は無限数とも言える)ですし、また、DICやPANTONEなどの色見本でいくら事前に調整してもピッタリ合わせるのは難しいものです。広告に使うコーポレートカラーなどは特に気を使います。年賀状プリントの季節ですが、外注にしろ自宅プリントにしろイメージ通りに再現できることが少ないのと一緒です。大事なのは「試行錯誤」と「ちょっとした知識」。エプソンの今回のようなパッケージでの製品提供は興味深いです。