米映画大手ワーナー・ブラザースは、これまで中立の立場をとってきた「Blu-ray」と「HD DVD」間のフォーマット戦争が続いている次世代DVDについて、2008年後半からは、ソニーや松下電器産業などが進めている「Blu-ray」規格だけでソフトを発売すると発表しています。その理由について同社では、2つの規格が併存することで消費者の混乱を招き、次世代DVDへの関心が低くなるためだと説明しています。米国でのDVD販売数第1位のワーナーが「Blu-ray」のみを採用することで、「Blu-ray」陣営の優位は決定的。「HD DVD」を支持している米映画大手はパラマウント・ピクチャーズとユニバーサル・ピクチャーズの2社だけになり、規格争いの早期決着がみられるかもしれません。一方、東芝陣営は、驚きと失望と無念さを現す短いコメントを出しています。
Appleも、間近に迫っているMacworldで「Blu-ray」Discドライブを搭載したマシンを発表するようだと噂されています。一部情報では、フォーマットに左右されない「Blu-ray」と「HD DVD」両対応のコンボプレーヤーの採用もあるかもしれないとされましたが、この大きな流れの中では「Blu-ray」規格のみの対応で問題なさそうですね。