Apple News | Tsugawa.TV

Appleのアップデート・サイクルに潜む功罪

The Wall Street Journalでは、Appleは、コンスタントに製品のデザインを変更し、新製品として発表し、注目を集めるキャンペーンでそれがいかに素晴しいかPRすることで、多くの消費者を永遠に続くかと思われるようなアップグレード・サイクルに慣れさせたと伝えています。買ったばかりの新商品が瞬時にして時代遅れになってしまい、消費者を失望させてしまうリスクがあるとし、例えるならば、先のホリデーシーズン中にMacノートを買った人は、AppleがMacworldでウルトラポータブルMacノートを発表するとすれば苦々しい想いを抱くだろうと。近年、AppleはOSのメジャーリリースを平均年1回行なっており、これは、MicrosoftがXPからVistaに約5年を要したのと対照的で、やはり、Appleのユーザは、他社のユーザと比較して、アップデートによってより多くの苦い体験をしているかもしれないと記述しています。
Piper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、

Apple製品は他のPC製品と比べて2〜4倍の速さでアップデートされています。ですから、(そういう観点でいえば)Apple製品の購入者は、購入後に後悔する確立が高いともいえるでしょう。

と述べています。
同記事は、噂系サイトやその掲示板などで購入予定商品の情報をチェックをすれば、後悔せずに済むヒントを得ることができるかもしれないと結んでいます。


【Tsugawa.Tv’s Vision】
急速な革新のペースは、決してマイナスになることはないでしょう。いつ出るか知れない新製品のことばかり気にしていると、それこそいつまで経っても購入する時期が訪れることはないでしょう。製品を購入後、どのくらいの期間を経て次のアップデートが行なわれれば満足ですか?ー半年、いや1年、いやもっと2年?
日本の消費者は携帯電話の頻繁に行なわれるアップデートにすっかり慣れていますから、Appleの新製品発売のサイクルに関してそれほどの悪いイメージや後悔を抱くような経験は少ないのかもしれません。もし何年経っても改良されないようなメーカーの製品を使っていれば、それで満足ですか?